セラミックの
メリット・デメリット・種類

天然歯のように美しく丈夫なセラミック

白い歯で輝く笑顔に

セラミックとは瀬戸物など焼き物に使われる素材です。それを歯に応用して天然の歯のようにキレイで丈夫な歯として歯科治療に使われています。セラミックにはオールセラミックのものから一部金属を使ったものなどあり、それぞれメリットデメリットがあります。

みずこし歯科では、セラミック治療を行う前に、しっかりとカウンセリングを行い、6種類のセラミックの中から、患者さまの要望と状態にあったものを選び、ご希望の色や形を細かくお伺いし、治療の手順を丁寧に説明します。

治療中にも各段階で細かな調整を行いながら、一人一人のご希望に沿った、最大限美しさを引き出せる治療をご提供します。

セラミック治療の種類

オールセラミック

オールセラミックは、冠全体がセラミック(陶器)で出来ているクラウン(かぶせ物、差し歯)です。

オールセラミックのメリット
  • 陶器は汚れが付きにくく、変色もしません。
  • 天然歯のように美しく、他の歯と自然に調和します。
  • 本物の歯に近い摩耗性で噛み合う歯にもやさしく、顎の関節にも負担をかけません。
  • 金属を使っていないのでアレルギーの心配もありません。
オールセラミックのデメリット
  • 全てセラミックでご自身の歯のように水分や粘りがないため強い衝撃やブリッジ治療でのたわみ力などが加わった時に、ヒビが入ったり割れることがあります。
  • 金属の土台(メタルコア)には被せられません。
  • 仮着で様子を見ることができません。

当院で扱うセラミック

ジルコニアセラミック

ジルコニアセラミックは内側から外側まで全てセラミックで出来たクラウンで、内側の素材に人工ダイアモンド素材のジルコニアを使用したものです。抜群の強度と人工関節にも使用される程、生体親和性に優れ、身体に優しい安心安全な材料です。

ジルコニアセラミックのメリット
  • 硬さとしなやかさを兼ね備えているので、従来のセラミックのみでは難しかった、ブリッジ治療やかみ合わせの強い奥歯の治療も可能です。
  • 透明感に優れ本物の歯のように美しく、他の歯と自然に調和します。年月が経っても変色しません。
  • 人工骨にも使われるジルコニアは、金属アレルギーの心配もありません。また、熱伝導も少ないため知覚過敏が起きにくいです。
ジルコニアセラミックのデメリット
  • 金属の土台(メタルコア)には被せられない場合があります。
  • 仮着で様子を見ることができません。
  • 技工士によるセラミック築盛をする場合、削り出しより欠けやすい場合もあります。

当院で扱うジルコニアセラミック

メタルセラミック

メタルセラミック(メタルボンド)とは、被せ物や差し歯の全体がセラミック(陶器)で覆われていて、内側だけ金属で補強しているものです。

メタルセラミックのメリット
  • 歯の裏側に金属を使っているので丈夫で長持ちします。
  • 金属(メタルコア)の土台にも被せられます。
  • 強度があるので奥歯やブリッジ部分、部分入れ歯の土台になる歯に適しています。
  • 仮着で様子を見ることができます。
  • 見た目も歯の色と似ていてキレイで変色もしにくいです。
メタルセラミックのデメリット
  • セラミックよりは透明感に欠けます。
  • 金属アレルギーを引き起こす場合もあります。
  • 表面は綺麗ですが、歯の根元が黒く見えることがあります。

当院で扱うメタルセラミック

セラミックの種類と比較

素材 オールセラミック
名称 e.max プレス e.max プレス
マルチ
審美性 4 4.5
耐久性 4 4
安全性 5 5
価格 3.5 4
素材 ジルコニアセラミック
名称 TANAKA
エナメルZR
マルチ5
TANAKA
エナメルZR
マルチ5
+セラミック
審美性 4.5 5
耐久性 5 4.5
安全性 5 5
価格 3.5 5
素材 メタルセラミック
名称 バイオハラドール
SG金合金
ダンコバルトボンド・コバルトクロム合金
審美性 5 4
耐久性 5 4
安全性 4 4
価格 5 3.5